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『ドリムゴード 〜Knights in the Dark City〜』は中西達郎が『月刊コミックブレイド』において2003年1月号から2005年10月号まで連載した漫画作品。同作家の初の連載作品。全5巻。 暗黒シティのどこかにあるという秘宝「ドリムゴード」を巡る物語が描かれる。最終話は「SIDE:B」(『コミックブレイド』掲載)と「SIDE:A」(単行本収録)の2つが存在し、内容が異なる。本編中で明かされない設定が多数存在するが、それらのうち幾つかは第5巻収録の用語辞典にて説明されている。 == あらすじ == ストーリーテラーのキィ=ヒストウォーリーが物語の始まりを告げる。 宝暦2050年4月、大草原の中心に存在する巨大な街「暗黒シティ」のどこかにあるという秘宝「ドリムゴード」を見つけ出すための秘宝調査機関「ナイツ」が発足された。ドリムゴードを手に入れるためナイツに加入したクロラットとカタナは、ある時武装盗賊団「空虎」と戦闘となる。その場にあった謎の箱の協力により2人は空虎を撃退するが、騒ぎが収まると箱は消えていた。 箱の中身である人形を追う中で、クロラットとカタナはバスジャック事件に巻き込まれる。これを収めるも、そこに同じく人形を狙う暗黒シティ市長ジャッジ=アンダクルスターが現れる。ジャッジを憎んでいたクロラットはカタナと協力し彼を殺害するが、ジャッジが死んだことで近くを飛んでいた機動戦艦の自爆コードが作動、カタナはクロバード=ルル=クロデイズに連れ去られる。クロラットは生きていたジャッジに「君はドリムゴードには決して辿りつけない」と電話で告げられ、機動戦艦の爆発に飲み込まれる。目覚めたカタナは実家であるシラバノ本社に戻ってきていたが抜け出し、1人でドリムゴードを探し続ける。 箱の中身の人形はドリムゴードに繋がる謎を秘めているとされナイツに追われていたが、本人はドリムゴードのことを覚えていなかった。カタナは空虎と市長軍の戦闘に巻き込まれるが、その中で人形を見つけ出し捕まえる。カタナたちはシラバノ本社ビルに戻るが、ナイツが現れ人形を奪おうとする。カタナはビルから脱出するため屋上へと向かい、道中で人形にグレイナインと名付けナイツの包囲網を突破していく。屋上へ辿り着くと空虎の攻撃を受け、その衝撃でグレイナインがビルから落下するが、機動戦艦の自爆に巻き込まれていた市長軍のユニックス=F=オディセウスに助けられる。同時にクロラットが姿を見せ、ナイツを撃退しながらグレイナインとともに逃走する。 ビルのナイツたちを操っていたカタナの姉レイピアを退け、クロラットとカタナはようやく再会する。レイピアはクロバードに殺害され、残るナイツが249人となったことでナイツ本部は「250人の日」の終了を宣言。以降を「100人の日」とし、その後も「10人の日」、「2人の日」とナイツの人数を絞り込んでいくことを発表した。宝暦2050年11月27日、ナイツがかつてない大規模な殺し合いを始める。市長軍はシラバノビルを占拠し、以前のシラバノビルの戦いでレイピアが使っていた機動兵器がドリムゴードそのものであることを知る。 ドリムゴードが発見されたことが公表されてから2か月後の3月31日、年に1度開かれる暗黒シティ最大のイベント「大暗黒祭」が開催され、ここでドリムゴードが一般公開されるという。カタナは見覚えのない場所でキィと遭遇し、キィから失われたドリムゴードを再構成しようという計画の存在を明らかにされる。クロラットは一般公開されたドリムゴードに近づくジャッジに異議を申し立て、ドリムゴードを追っていたのは手に入れるためではなく、破壊しジャッジに復讐するためだったことを明かす。クロラットはジャッジを敗北させるが、キィの罠にかかり死亡する。ジャッジはその場を立ち去ろうとするが、ナイツ権限をクロラットから引き継いだグレイナインに呼び止められ戦闘となる。 (SIDE:A) キィはクロバードに連れられ、元の世界へと戻る。ドリムゴードシステムは勝者であるクロラットがいないという矛盾を消去するため、クロラットを蘇生させる。1年後、クロラットはカタナとの再会を約束し、グレイナインとともに暗黒シティの外へ出発する。 (SIDE:B) 1年後。ジャッジはグレイナインにクロラットから届けられていた遺書を渡すが、グレイナインは「クロラットは生き延びている」として遺書を破り捨てる。グレイナインはクロラットの夢を叶えるため、暗黒シティの外へ出発する。〔 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ドリムゴード〜Knights in the Dark City〜」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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